春風館について
沿革
- 1962年加藤伊三男が現在の名古屋市中川区宗円町に初代館長・神戸金七を招き「春風館道場」を新たに開設
- 1972年加藤伊三男が尾張貫流槍術・柳生新陰流兵法第13世、春風館道場第2代館長に就任
- 1980年初代館長・神戸金七逝去
- 1990年Hunter B Armstrong、ハワイで活動開始
- 2007年Hunter B Armstrong、アリゾナ州セドナにSpartan TC(スパルタン・トレーニング・センター)を設立し、同時に東春風館道場を開設
- 2008年赤羽根龍夫、春風館関東支部(神奈川県鎌倉市)を開設
- 2022年2代館長・加藤伊三男逝去
- 2023年下村幸裕が尾張貫流槍術・柳生新陰流兵法第14世、春風館道場第3代館長に就任
第一回全日本古武道演武大会の様子
歴代館長のご紹介
神戸金七
可水と号す。尾張中学・名古屋高等工業学校(現・名古屋工業大学)卒。はじめ服部氏。明治27年(1894年)名古屋市中区梅園町に生まれる。
8歳より柳生厳周師に師事。新陰流兵法を学び若くして高弟に名を連ねる。杉山保次郎より小野派一刀流剣術を学び明治40年目録。大正4年より京都にて内藤高治に師事。持田盛二、小川金之介、門奈正に学ぶ。柔術を森哲三郎より天神真楊流を学び明治44年目録。弓術を尾州竹林派湯本鍵三に師事。「四巻之書」を受ける。
槍術ははじめ山本正身より空玄流、広瀬貞則より風伝流、碓氷庄司重房より田辺流を学び、稲富八郎鎗遊より風伝流、佐藤政五郎(大日本武徳会槍術範士・詮衡委員)より尾張貫流の伝を得る。昭和20年終戦とともに職を辞し昭和21年道統を継承。以降は武道の伝承に生涯をささげる。
昭和55年4月12日永眠。京都妙心寺塔頭・麟祥院に眠る。
加藤伊三男
昭和8年2月27日名古屋市中川区に生まれる。
8歳より武道を学び、後に鹿嶋清孝に新陰流居合を学ぶ中で神戸金七との縁を得て師事。昭和37年名古屋市中川区宗円町に神戸金七を招き自宅兼工場に私財を投じて春風館道場を開設。昭和47年(1972年)に神戸金七師より流儀を継承し、春風館道場第二代館長となる。
近在の子弟に無償で武道を指導し生涯にわたって多くの門弟を育て、柳生新陰流兵法・尾張貫流槍術の普及と伝承に努めた。
令和4年6月15日永眠。京都妙心寺塔頭・麟祥院に眠る。
下村幸裕
愛知教育大学卒。昭和37年4月5日名古屋市中川区に生まれる。生後間もなく左目視力を失う。
9歳より春風館道場に入門。神戸金七・加藤伊三男に尾張貫流槍術・柳生新陰流兵法を師事。加藤宏・堀口精一・伊藤敞瑯・神戸信夫各氏の指導を受け、昭和54年目録。
昭和53年「第一回全日本古武道演武大会」(のちの「日本古武道演武大会」日本武道館・日本古武道協会主催)に出場。2001年3月第二回パリ大会(剣道と関連武道国際大会・フランス剣道連盟主催)に全日本剣道連盟より派遣され剣道との試合演武を行う。
令和5年、柳生新陰流兵法第14世・尾張貫流第9世を継承。春風館道場第三代館長に就任。
第二回パリ大会にて剣道との試合の様子
本部道場・支部紹介
本部道場
■春風館道場
館長:下村幸裕
〒454-0821
名古屋市中川区宗円町2-24(道場)
稽古日:毎週木曜日・金曜日・土曜日 19:30~22:00
支部道場・兄弟道場
■春風館関東支部(神奈川県鎌倉市)
支部長:赤羽根龍夫
URL:https://shunpukan-kamakura.com/
■東春風館道場(アメリカ・アリゾナ州/海外統括支部)
館長:Hunter B Armstrong
URL:https://www.higashispk.com/
■新陰流兵法道場 春武館(愛知県刈谷市)
館長:川井武治
URL:https://www.facebook.com/shinkageryuheihou